こんにちは。代表の植木です。

『傾聴』について今日は書いてみようかと思います。

というのは、小生も理事をしているNPO主催の市民講座で傾聴研修をやっているのですが、予定していた先生のご都合が悪くなり急遽小生がそのパートを担当することになったんです。

ま、Kuulei Communicationのアクティブリスニング・エクササイズの内容と被るところが多いので、一から資料を作るとか、時間配分や構成を考えるとか、あんまりその辺は考えなくてよいのでピンチヒッターをお受けしたと言うことです。

 

さて『傾聴』。

皆さんはどんなご理解ですか?

大辞林によるとこんな風に書いてありました

<真剣に聞くこと。 「 -に値する」 「静かに-する」  >

Googleで引くと色々検索されます。

例えば

  • ビジネスシーンにおいてコミュニケーション能力を向上させるスキルとして注目されている「傾聴力」。「傾聴」とは文字通り「耳を傾けて相手の話をじっくり聴く」という意味…
  • ナビゲート ビジネス基本用語集 – 傾聴の用語解説 – もともとカウンセリングにおけるコミュニケーション技能の1つ。傾聴の目的は相手を理解することにある。それにより、話し手が自分自身に対する理解を深め、建設的な行動がとれるようになる …
  • カウンセリングやコーチングにおけるコミュニケーションスキルの一つです。人の話をただ聞くのではなく、注意を払って、より深く、丁寧に耳を傾けること。自分の訊きたいことを訊くのではなく、相手が話したいこと、伝えたいことを、受容 …

googleでは1,150,000件ヒットしてます。ご興味がある方は検索してみてください。

 

思うんですが、傾聴って本当に奥が深くてどれだけ勉強して訓練して日々研鑽しても100点にはならないものなんです。少なくとも小生にとってはです。

傾聴には知っている方もいらっしゃると思いますが3つの必須条件があります。

  1. 受容
  2. 共感
  3. 自己一致

1番目の受容とは『受け入れること』です。それは話し手の考え方や行動が容認できなくても受け入れなければなりませんね。で、尚かつ3番目「一致」させてなくてはなりません、正直定義からして実は無茶を言うてるような気もします。

そして2番目の『共感』は、ロジャーズが提唱しているように、『話し手の私的な世界を、あたかも 自分自身のものであるかのように感じとる』ということになります。

これができれば、まさに神業です。

 

ちょっと、ここで反対側から見てみましょう。

自分が誰かに相談して、その相談に乗ってくれた人が傾聴してくれたとします。上に書いた3つの条件を全て満たして。

どうですかね!?

すっごく信頼できる人ではないですか?その人。

 

ま、このように、言ってみればテクニックとしての傾聴でも小生は良いと思うんです。

『傾聴するぞ』スイッチを入れて、相手の話を聴く。

→相手は自分を信頼してくれる

ここから、スイッチを入れたときに脇に置いておいたご自分の『価値観、信念、思い入れ、準拠枠・・・』をお相手に徐々にわかりやすく伝えたらコミュニケーションは格段に良くなるはずです。

信頼関係ができてますからね。

 

小生は、傾聴が必要なときは、自分の『価値観、信念、思い入れ、準拠枠・・・』ってものをなるべく脇に置いて聴きます。しかし日によっては置き方が充分でない日もあるかもしれません。

ま、犯罪であれば例外とすべきですが、自分に何かが降ってかかることでもなければ、とにかくその人はそれで苦しんでいたり悩んでいるんですから、まず受け入れて、その人のためにその時間を使う、こんな姿勢で取り組んでいます。

それでも、今日は完璧に傾聴できたぞってことはないんです。

 

傾聴も心理教育として理論・知識を学び、技術を覚え、トレーニングしなければ使えるようになりません。

自分もそうですが、人はつい知っていることを知らないでいる人に教えがちです。でもご自分で気が付かなくては何も残りません。傾聴をすることで、その人は必ず何かに「気付き」ます。

 

今日の最後に書いておきますね!

上司・・・『うん、うん。わかった。けどな、お前の○○はどうしてなんだ?せっかく聴いてあげてるんだから何でも話せ!』

部下・・・『・・・。。。』(だんまり、沈黙)

この対応で、自分は傾聴しているなんてことのないようにお願いしますよ!

あ、Kuuleiブログをお読みの方は、上の例文が傾聴でないこと、よくおわかりのはずです。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございます。【担当:植木】
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